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日本では、高校を卒業して、そのまま海外の大学へ入学する人は、さほどいない。特に、語学留学ではなく、海外のトップ大学で勉強するという道のりは、ほとんど未開拓のままだ。このブログは、海外の大学に行くための「超具体的」なプロセスを紹介することにより、日本の高校生に、アメリカの大学に進学するという選択肢の存在を知ってもらい、さらには、アメリカを代表する名門大学への進学を真剣に検討してもらいたいという私の願いから生まれた。

2009年9月23日水曜日

願書の記入とスクールカウンセラー

出願する際、推薦状などとは別に、学校の先生に記入してもらわないといけない願書がある。これは、内申書とは別に、各大学が指定する様式、もしくは、共通願書(Common Application)に提示されているもので、その学生の学年順位や、その高校の位置付けに関して記入する欄が用意されている。

通常、アメリカの高校であれば、このページは各学校のSchool Counselorと呼ばれる人が記入する。日本でいえば、進路指導の先生に当たるだろう。しかし、英語の願書である以上、高校の進路指導の先生にお願いするのは、必ずしもいい方法ではない。

代わりに、英語の先生にお願いしてみるのも手かもしれない。そもそも推薦状などをお願いしている英語の先生がいれば、さらに適任であろう。願書を英語の先生に記入してもらった上で、学校には、School Counselorがいないことを備考欄に明記してもらえばいい。

ところで、この願書の重要性について、認識しておいてもらいたい。というのも、ここに書かれていることを元に、大学側は、出願者の属する高校のランクを見定めることになるからである。有名な高校の出身であれば、多少成績が悪くても、多めに見てもらえるかもしれないし、日本の場合、高校入試制度があるため、有名校に在籍していることをアピールするだけで一定の評価をもらえるはずなのである。School Counselorの代わりを担ってもらう先生とよく相談し、備考欄やSchool Profileを活用して、自分の高校を上手にアピールしてほしい。

海外大学への学部入学をお考えのみなさん

現在、日本で得られるリソースがかなり限定されていることは否めず、日本から出願する際の大変さは、現地の学生に比べれば、人一倍でが、その結果得られるものも大きいと思う。