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日本では、高校を卒業して、そのまま海外の大学へ入学する人は、さほどいない。特に、語学留学ではなく、海外のトップ大学で勉強するという道のりは、ほとんど未開拓のままだ。このブログは、海外の大学に行くための「超具体的」なプロセスを紹介することにより、日本の高校生に、アメリカの大学に進学するという選択肢の存在を知ってもらい、さらには、アメリカを代表する名門大学への進学を真剣に検討してもらいたいという私の願いから生まれた。

2009年9月23日水曜日

卒業率

アメリカの大学は卒業しづらい、と一般に言われることがあるが、実際にはどうなのだろうか。

ハーバード(Harvard)やイェール(Yale)といったトップの大学であれば、95%超の大学が多い。よい成績で卒業するのは大変だが、単に単位を集め、卒業するのであれば、さほど難しくないのが現実なのかも知れない。学校側も、その知名度を維持するため、なるべく学生を卒業させたいという学生が多いのかもしれない。州立の大規模な学校になれば、この卒業率は70-80%代に落ちるが、これはそもそも入学する母体が大きく、入試段階での選別が必ずしも適当な学生を選考できていないから、と考えることもできる。

また、恣意的に退学し、ほかの大学に編入する学生のことを忘れてはいけない。というのも、大学院への進学を考えるならば、有名大学で中途半端な順位にいるよりも、一ランク落ちるが成績は学年でトップのほうが、合格しやすい可能性があるからだ。日本とは違い、多くの大学院へは、別の入試に合格しないといけないのである。

アメリカの大学の方が、一度にとるべき授業数が少ないため、それぞれの授業に集中でき、単位を落とす可能性が低いのかも知れない。言うまでもなく、やるべきことをやっていれば卒業できるというのは、日米で違いないようだ。

海外大学への学部入学をお考えのみなさん

現在、日本で得られるリソースがかなり限定されていることは否めず、日本から出願する際の大変さは、現地の学生に比べれば、人一倍でが、その結果得られるものも大きいと思う。