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日本では、高校を卒業して、そのまま海外の大学へ入学する人は、さほどいない。特に、語学留学ではなく、海外のトップ大学で勉強するという道のりは、ほとんど未開拓のままだ。このブログは、海外の大学に行くための「超具体的」なプロセスを紹介することにより、日本の高校生に、アメリカの大学に進学するという選択肢の存在を知ってもらい、さらには、アメリカを代表する名門大学への進学を真剣に検討してもらいたいという私の願いから生まれた。

2009年10月16日金曜日

ハーバードの奨学金・用語集

ハーバードの学部生がもらえる奨学金について、簡単なおさらいと用語の紹介をしておこう。

ファイナンシャル・エイド(Financial Aid) - 家庭の収入に応じてもらえる奨学金。家庭の収入に応じて、学費が変動する、と考えてもよい。また、ファイナンシャル・エイドは、食費や寮費、教科書代なども含んだ金額で計算されており、学費の負担分だけカバーするものではない。

奨学金(Scholarship) - ここでいう奨学金とは、(卒業生の寄付などから)大学が出してくれるもので、返済は不要である。大学によっては、奨学金パック(奨学金としてカバーされる金額)の一部に、在学中に働いて稼ぐぶんが含まれていたり、返済しなければならない奨学金が入っていることがある。ハーバードをはじめ、ほとんどの名門校では、返済が必要な奨学金はない。

ファイナンシャル・エイド・オフィス(Financial Aid Office) - 入試課とは別に存在する、学生の奨学金を計算し、それを執行している大学の機関。出願前でも、質問があれば、気軽に電話してみるべきである。

ニード・ベイスト(Need based) - 必要に応じて、ということ。前述の通り、ハーバードなどの奨学金は、家庭の収入において、提供される金額が変動する仕組みになっている。大学側が、出願者の家庭の収入や支出に関する資料を受け取り、それをもとに、各家庭が必要とする奨学金を出す仕組みになっているので、「Need based」と呼ばれている。

学費(Tuition) - Tuitionという名目で大学のホームページなどに表示されているのは、あくまで「定価」の学費である。つまり、奨学金をもらうことにより、この「定価」から学費が割り引きされる、と考えればよい。

海外大学への学部入学をお考えのみなさん

現在、日本で得られるリソースがかなり限定されていることは否めず、日本から出願する際の大変さは、現地の学生に比べれば、人一倍でが、その結果得られるものも大きいと思う。