ファイナンシャル・エイド(Financial Aid) - 家庭の収入に応じてもらえる奨学金。家庭の収入に応じて、学費が変動する、と考えてもよい。また、ファイナンシャル・エイドは、食費や寮費、教科書代なども含んだ金額で計算されており、学費の負担分だけカバーするものではない。
奨学金(Scholarship) - ここでいう奨学金とは、(卒業生の寄付などから)大学が出してくれるもので、返済は不要である。大学によっては、奨学金パック(奨学金としてカバーされる金額)の一部に、在学中に働いて稼ぐぶんが含まれていたり、返済しなければならない奨学金が入っていることがある。ハーバードをはじめ、ほとんどの名門校では、返済が必要な奨学金はない。
ファイナンシャル・エイド・オフィス(Financial Aid Office) - 入試課とは別に存在する、学生の奨学金を計算し、それを執行している大学の機関。出願前でも、質問があれば、気軽に電話してみるべきである。
ニード・ベイスト(Need based) - 必要に応じて、ということ。前述の通り、ハーバードなどの奨学金は、家庭の収入において、提供される金額が変動する仕組みになっている。大学側が、出願者の家庭の収入や支出に関する資料を受け取り、それをもとに、各家庭が必要とする奨学金を出す仕組みになっているので、「Need based」と呼ばれている。
学費(Tuition) - Tuitionという名目で大学のホームページなどに表示されているのは、あくまで「定価」の学費である。つまり、奨学金をもらうことにより、この「定価」から学費が割り引きされる、と考えればよい。