アメリカでは違う。アドミッション・オフィス(Admissions 入試課)、ファイナンシャル・エイド・オフィス(Financial Aid)に、受験生が質問するのは、日常茶飯事のようだ。大学側も、出願の時期になると、各オフィスに多くの職員を配置して、押し寄せる電話に対応できるようにしている。
つまり、アメリカの大学に出願する際の心得としては、「とにかく迷ったら、ためらわずに電話をかけてみる」ということだ。電話をかけても、名乗る必要はないし、そもそも電話に出る人たちが、選考にかかわっている人たちである可能性は非常に低い。どんな質問でも、してみて損はない。
連絡先は、大学のアドミッションのウェブサイトの「Contact」などと書かれたところに掲載されている。アドミッションのサイトに連絡先を掲載していない学校はないだろう。
日本からアメリカ東海岸の大学に電話する場合、夜の10時以降にかけることになる。通常、アドミッションは平日のみなので、注意したい。また、英語に自信がない場合、はじめに「I'm an international student interested in applying to your school」などと言って、外国からの電話であることを相手に知らせるといいだろう。