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日本では、高校を卒業して、そのまま海外の大学へ入学する人は、さほどいない。特に、語学留学ではなく、海外のトップ大学で勉強するという道のりは、ほとんど未開拓のままだ。このブログは、海外の大学に行くための「超具体的」なプロセスを紹介することにより、日本の高校生に、アメリカの大学に進学するという選択肢の存在を知ってもらい、さらには、アメリカを代表する名門大学への進学を真剣に検討してもらいたいという私の願いから生まれた。

2011年3月5日土曜日

ファイナンシャル・エイドの基本

アメリカの大学の実際に必要な出費を左右するファイナンシャル・エイド(financial aid、FA)について簡単に紹介したい。

FAは、簡単に言えば、家庭の収入に応じて学費が変わる仕組みだと考えればよいだろう。つまり、家庭の収入が少 なかったり、支出が多い場合には、学校側が、ある程度のコストを奨学金という形でカバーしてくれるのである。しかも、ここでいう奨学金 (Scholarship)は、返済不要のものなのである。(なお、大学によっては、FAの一部として、ローンを借り出させることも少なくない。この場合 は、卒業後の返済が必要になる。)

日本から出願する場合、アメリカ人よりも多少事情が複雑になる。 というのも、留学生の場合、学校によって奨学金が出なかったり、また、FAを要請することにより、出願プロセスで不利になる場合があるのからだ。現状でい えば、トップの一握りの大学を除けば、留学生は何らかの形でハンデを負うことになるといってもいい。

ではなぜ、ハーバード大学をはじめとしたトップ大学のFAは特に良心的なのか、また、出願する際に、FAに関してどのようなことに注意すればいいのか、次回以降の記事で見ていくことにしよう。

奨学金に関連した用語については、こちらをごらんいただきたい
FA以外の奨学金についての概要は、こちらからごらんいただきたい

海外大学への学部入学をお考えのみなさん

現在、日本で得られるリソースがかなり限定されていることは否めず、日本から出願する際の大変さは、現地の学生に比べれば、人一倍でが、その結果得られるものも大きいと思う。